オオスミコガネグモ2 『産卵〜分散』

2009-08-12 『 実は白くなった個体を初めて見た時、この姿こそ産卵前だと直感して一匹借りてきました.きょう8時ごろから卵のうを作り始めて約6時間後、完成した立派な卵のうを守るように動かなくなりました.お腹がへこみ、時々疲れたように休んではまたセッセと作っているおっかさんの姿を、ハラハラドキドキしながら6時間見守りました.珍しい種とはいえ、ちょっと嫌われ者のクモの長くて感動の6時間でした! 画像は順番でお届けします,これからお墓参り、お盆や帰ってくる子供達を迎える準備で忙しくなりますので、明日時間を見て戻してあげるつもりです.オオスミコガネグモのお母さん、ほんとうにお疲れ様です〜そして貴重なシーンを見せてもらい、ほんの一部だったけれど小さな生き物たちがヒッソリとたくましく生きている〜すばらしい感動を有り難う〜』 コメントと撮影(以下6枚): 200pさん

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[5304] 『終わりです.糸の張り方など上から見た卵のうですが、フタが開けられないので良く映っていません〜』『おおよその卵のうの寸法 横3cm 縦4cm ドングリ型』 コメントと撮影(上6枚): 200pさん
『200pさん、お疲れ様です。 形状解明(ドングリ型)は快挙ですね。・・・形状・サイズを考えると、扁平(多角形)状のコガネグモの卵嚢と違って、周囲の樹木や構造物の下面に下垂するような形で作られるのかなぁと思えてきました。』 コメント: goriさん
『臨場感いっぱいの画像集、素晴らしいですね。おめでとうございます。卵のうは上から下に造ってゆく。これはナガコガネグモの場合と似ていますね。印象を少し… [5299]茶色の糸でシート造り [5300]白い糸で産座造り、そして産卵(意外に卵数が少ない?) [5301]糸を重ね卵を保護 [5302]更に糸を重ね、全体の形を整える [5303]ほぼ完成、ひと休み [5304]2種類の糸を使い分けていますね。午前8時頃スタート、完成までに約6時間。卵のうの大きさ横3cm縦4cm(ナガコガネよりかなり大きい)。最上部を除き白色(ナガコガネも完成直後は白色、のち褐色に変色する)(このままだと野外では目立ちすぎの感がありますから、やはり変色するのでは?) 知りたかった多くの謎が解き明かされ始めましたね。興味が尽きません。素晴らしいです。 卵の大半が落下したトラブル考:野外の場合と足場条件などの違いが原因となっているかもしれません。ナガコガネの例(海野さんの小諸日記041008号)を改めて参照させていただきました。午前4時半過ぎスタート…クモは、お腹の上で卵塊をつくり、それを産座に貼り付け、更に産卵を継続、のち姿勢をかえ、卵塊を糸でくるむ。)造り方は非常によく似ていると思います。』 コメント: くも子さん


『小さい体で6時間頑張ったオオスミコガネグモのお母さんですが、赤ちゃんはほんの少しかもしれません〜 気の毒な光景ですが・・・こんな事がありました.お腹の上の卵の塊がほとんど下に落ちています.ちょっと目を放した間のことで、落ちた瞬間は見ませんでしたが、それでもこぼれた卵がはみ出したまま、またセッセと糸でくるみ続けていました.かなりたくさん卵が落ちていますが、ほんの少しでも残せた事を願いたいです〜 産卵の時に、少なからずこんなアクシデントもあるであろうと解っていても、目の前でモクモクと役目を果たしているオオスミコガネグモのお母さんの姿が可愛そうでもあり、愛おしく思えました.何とかいい場所を探して仲間のいる場所に返してあげるつもりです〜 ナガコガネグモの卵のうの形にも似ていますね!』 コメントと撮影: 200pさん



『卵の塊の一部をお腹に付けたまましっかりと守っているオオスミコガネグモのお母さんです〜』 コメントと撮影(上3枚): 200pさん
『スミちゃんと名づけて・・・狭い虫かごの中でわずかな間、楽しませてもらったオオスミコガネグモのお母さんを、8/13午後から仲間のいる場所に返しに行ってきました〜 手入れの済んでいる公園の下側、最近大小多くの個体がいる所、椿の葉が多く茂った外から見えにい直接雨が当たらない場所です.糸を2箇所しか付けられませんでしたが、あとはスミちゃんにうまく固定してもらいたいと・・・・・・』 コメント: 200pさん
『一番大きな虫かごを買いましたがやっぱり網を張るのに苦労している様子が見えました! 再度木の枝を工夫しながら配置してやると、今度はセッセと網を作り始めました〜 餌をキャッチする糸の場所があるらしいことも調べましたが、網らしい網も出来ていないので、とりあえず何回かバッタやコガネムシ5匹入れました.網にとまらせたり、またそれらが動き回っているうちに網に引っ掛ったりしてもスミちゃんは全く反応無し・・・ そして、朝早く最後に入れたアブがうまくその糸に引っかかったらしく、主人の見ている前で、反応したスミちゃんがすぐ走っていき、暫くモソモソしていたようです〜 ーーーこんな場面どうして教えてくれないのか、残念(^_^.)ーーー後で見ると網にアブの姿がなく、下に落ちたのかよく見えなかったといっていました〜 オオスミコガネグモが虫かごの中で完成させた卵のうは、白くてホワンとしたドングリ型でしたが、母グモはその形に添うように縦に足を思い切り伸ばして、守っています. 卵嚢はこれで完成? 吊ってある部分が広すぎない? それにそこは隙間だらけなのに大丈夫かな? 等と勝手に心配しながら・・・』 コメント: 200pさん
『かなりぼそぼそのドングリ型でしたが下のとがった部分はさらに荒く、その内潰れて丸くなるのではと思いました.もしかすると柔らかい部分は卵嚢を守っている間のハハグモの餌代わりにもなるのかなと・・・(^_^.) 公園の中は、歩道からさらに中へ入るのは、あの状況ではちょっと難しいです.また、わずかな間でしたが、オオスミコガネグモたちを見続けて・・・産卵直前になったオオスミコガネグモはたぶん林の奥へ入るのではないかとも思えます〜普通の公園と違い、自然すぎてちょっと中に足を踏み入れるのは避けて雰囲気です(^_^.)』 コメント: 200pさん


 2009 その後のオオスミコガネグモと卵嚢 『 8/13に仲間のいるところへ返してきた産卵後のオオスミコガネグモと卵のうが気になって見に行きました.8/15、ドキドキしながら覗いてみると、あの白い卵のうとしっかりと寄り添ったハハグモの姿を確認できてうれしいでした(^^♪ 2箇所しか糸を付けてやれなかったあの卵のうは少し斜めになっていましたが、お母さんがまたしっかりと糸を張り巡らして完成させていました.まだ2日しか経っていませんが、ほんとうに愛おしくなります(^^♪ 斜めに傾いた卵のうはドングリ型の先も少し潰れていました〜 水はけがうまくいくのかな? 外敵からの対応など、大丈夫なのかな? 気がかりなのでまた近い内に会いに行きます〜』 コメントと撮影: 200pさん



『いつもは静かな公園ですが、お盆最後の8/15はひっきりなしに県外の車が立ち寄っていきます.公園の中もけっこう賑やかですが、オオスモコガネグモたちは、全くいつもと同じ光景・・・誰もすぐそばにいる鮮やかなクモに目もくれません〜 うれしいような・・・チョウやカブトムシじゃないけれど少し振り向いてもらいたいような・・・クモたちも一生懸命アピールしているのに・・・まあ〜たしかに人間にアピールしているわけではないけれど・・・(^_^.) この日の公園のオオスミコガネグモと人の光景です(^^♪ 撮影2009/8/15・鹿児島 』 コメントと撮影(上3枚): 200pさん

『この日は白い個体が売店の屋根の下に一匹、公園の中には、なぜか灰色の個体が少なくなっています.小さい個体が目立ちました!』 コメントと撮影: 200pさん

『8/20、卵のうのそばに母グモの姿がありません〜 よく見るとちぎれた足だけが残されていました.たぶん鳥に食べられてしまったのではないかと・・・卵のうはドングリ型のままで残っていましたが、孵化しているのかなどは、わかりませんでした。他に卵のうはなかなか見つかりません!』 コメントと撮影: 200pさん

『8/20、のオオスミコガネグモの様子です』 コメントと撮影: 200pさん

『8/24、卵のうの中は開けていませんが、8/20から変わっていないようです〜詳しい状況はよくわかりません! オオスミコガネグモは、大きい個体が目立ち、小さいのは少なくなっています。秋めいた陽に照らされて色がが変わる前の個体が美しく輝いていました。その中に大きくて美しいからだが変形している一匹がいました? まるで産卵後のお腹にも見えましたが、病気でしょうか? もし2度目の産卵を控えているにしては、鮮やか過ぎます! もう一度、色が変わる前の鮮やかな姿にもどる・・・これはないですよね(^_^.) 自然の中での卵嚢探しを毎回楽しみにしているんですが、これはとても無理だと感じるこの頃です〜』 コメントと撮影: 200pさん





『輝くオオスミコガネグモ』 コメントと撮影: 200pさん

『一匹だけ〜このお腹は何かトラブルでしょうか?』 コメントと撮影: 200pさん


やっと、オオスミコガネグモの卵のうを発見! 2009-09-07『きょうツバキの森の中で、オオスミコガネグモの卵のうを発見しました。ツバキの樹の地上5mほどの茂みの中に一つ・・・ドングリ型の白い卵のうにしっかりと寄り添っているオオスミコガネグモのお母さんも見えました! もう一つは、樫の仲間らしい樹のやはり5メートル以上高い場所に、卵のうの底が破けたようなすでに出嚢済みらしいものがあり、母グモの姿も見えませんでした。やっと双眼鏡で確認出来たので写真には写っていません〜』 コメントと撮影: 200pさん

『執念の発見者、イカパンチさんのコメント:「地上5メートルくらいのツバキの木の葉が密に茂った場所で、葉の下側に下向きに白いドングリ型の卵のうがあり、親グモが下向きに守るように足を広げていた。双眼鏡で見てようやく見つけることが出来たが写真は無理であった。もう一箇所、別の場所でやかり5メートル位の高さに壊れて風にあおられてゆれている卵のうらしき物を発見し、オオスミコガネグモの卵のうはずいぶん高い所にあるもんだと思ったが、これがヒントになった」以上 』『うっすらと確認できそうな写真が一枚あったので、おおぼけの拡大画像と下手なイラストをアップします(^_^.) 現在のオオスミコガネグモ個体数はもう20匹足らずだと思います.2009/9/7現在 』 コメントと撮影: 200pさん

『9/12 新たに母グモが寄り添っている卵のうが一つと、卵のうらしいものだけ一つ見つかりましたのでアップします。めっきり少なくなってきたオオスミコガネグモたちですが、産卵前らしいものが一匹と、他に8匹位、中にはまだ小さいのに、もう体の色が灰色ッぽくなっているのが目立ちました! 公園は歩道沿いもかなりスッキリと広くなり、伐採はようやく終わったようです.観察の報告もたぶん今回で終わりかと思います・・・(略)・・・何だクモじゃないか〜 今度はクモかよ〜等といっていたイカパンチさんもスッカリはまってしまい、率先して協力してくれました(^^♪ 』『上の写真の卵のうは茶色になっていますが、伐採が続いた場所なので、樹を切った後の粉と桜島の灰で汚れているとも考えられます。』 コメントと撮影: 200pさん


『遅くなりましたが2014/9/2にオオスミコガネグモの卵嚢が完成した後のコグモの様子もお届けします。一番驚いたのは卵嚢が出来て10日後の9/12には孵化したコグモの一部が外へ出てきたことです。何気なく卵嚢と寄り添う母グモを写した画像をパソコンで見てやっと気が付いたので外に出てきたのがその日初めてだったのかはわかりませんが、画像で確認出来た一匹は卵そのものに白い足が出たような初々しい姿がちょっと痛々しい位に新鮮でした。』 コメントと撮影 : 夏風さん(200pさん)

『翌日9/13には足が黒くなった30匹ほどのコグモたちが卵嚢の外へ出てきて釣っている糸の周辺を盛んに動き回っていました。卵嚢も、中で動き回るコグモたちで膨らんで見え、はみ出しそうになっているコグモたちが見えています。
見守る母グモのまわりでこの状態が9/21頃まで続きました。』 コメントと撮影 : 夏風さん(200pさん)

『9/19〜9/21、オオスミコガネグモの子供たちは、卵嚢の上の部分に集まったり、外へ広がったりを繰り返しながら少したくましくなったように見ます。上からも見てみました、たくさんのコグモたちは中でうまく上下入れ替わりながら交代で外へ出てくるのでしょうか、とにかく元気にひしめいていています。動かずに中でジッとしている時に外からつつくと一斉にざわつき、またすぐ静かになりました。』 コメントと撮影 : 夏風さん(200pさん)

『9/24、入れてあげたバッタがうまく網のいい場所にかかったのか、母グモが反応して糸で巻き、しばらくしてから食べました。この頃になると、母グモは卵嚢からいつも離れることが多くなり、コグモたちは外へ出てこなくなりました、卵嚢の中の下の部分で集団になっています。母グモはその後しばらくして死んでしまいました。母グモはコグモたちのここまでの成長を見届けたのかもしれません。そして、翌年4月、コグモたちが出嚢しました。初めて4月に公園で幼体を見つけた時と同じ赤い色のオオスミコガネグモそのものの姿でした。』 コメントと撮影 : 夏風さん(200pさん)

『2015/4/8、いつのまにか出嚢したオオスミコガネグの子供たち全部がケースの隙間から外に出てしまいました。その時のきれいなレース編みのようなコグモたちの様子です。以上でした。』 コメントと撮影 : 夏風さん(200pさん)


若齢幼体 『すでに美しくたくましい紋様のチビッコ! 遠くから見るとヒメグモにしか見えなかったこのクモです・・・小さな小さな幼いクモは、すでにその先のたくましさと美しさを備えて姿を現しました!撮影2010/4/27・鹿児島』 コメントと撮影: 200p さん
『コガネグモ体型ですねぇ。若しかして? 』 コメント: gori さん
『確かに・・・体が丸っこかったらヒメグモですね!w goriさん,分散幼体画像が公開されるのは世界初なのでは? 200pさん,体長は何ミリくらいですかね? 』  コメント: きどばん
『頭からお尻まで2〜3mmです 2匹いました。赤い手すりに小さな網と幼体〜・・・オオスミコガネグモそのものの体型と模様を確認した時は、昨年の初見の光景がよみがえりました! ここにいたから気づきましたが、樹木の周りでは全く見つかりませんでした〜 これが分散直後の姿なのか、出来ればもう少し早く行ってみたかったです! 直後ならこれからもっとたくさん現れて、たぶん昨年と同じ光景になりそうです。』 コメント: 200p さん

 

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